各種マーケット指数
- 3月、先進国の株価指数は上昇。一方、新興国は下落、特に中国上海総合指数は▲6.8%となった。米国のセクターを見ると金融、テクノロジーが堅調だった一方、コモディティ価格の大幅反落に伴い、エネルギー、コモディティ・セクターは下落した。
- 世界国債指数は▲0.2%となった。米国では堅調な経済指標を背景にイールドカーブがワイドニング(金利上昇)し、10年ゾーンでは金利が20bps程度上昇した。
- コモディティ・セクターでは、原油や金、天然ガスが2月から反転下落し、コモディティ指数で▲4%となった。
- 欧州危機に対する安堵感の広がり、米国の経済指標が堅調であったことから、クレジットは総じて堅調であった。
HFRX ヘッジファンド指数
- HFRXグローバルヘッジファンド指数は、▲0.02%でほぼフラットとなった。堅調な先進国株価およびクレジット市場を反映し、株式ヘッジ、イベント・ドリブン、相対価値裁定の3戦略がプラスとなった一方で、マクロ/CTAはコモディティ価格の下落(特にエネルギーの反転)が影響し、マイナスとなった。
- 株式ヘッジ戦略は+0.40%。欧州およびテクノロジーセクターのプラスリターンが貢献した。サブ戦略である、株式マーケットニュートラルは▲1.21%となったが、トレーディングおよび投資家行動予想モデルの損失が影響した。
- イベント・ドリブン戦略は+0.56%となった。米国金融セクターおよびボラティリティの低下が多くのサブ戦略に貢献し、ディストレスト戦略が+0.59%となった。医薬品、コモディティ・セクターで引き続きM&Aが活発で、スペシャル・シチュエーション戦略+0.44%、合併裁定戦略+0.21%とプラスに貢献した。
- 相対価値裁定戦略は、+0.27%となった。米国国債利回りの上昇がマイナスに寄与したが、クレジットスプレッドのタイトニングにより損失を相殺した。転換社債裁定は+0.16%となった。
- マクロ/CTA戦略は、▲1.60%と損失。コモディティの価格反転の影響が大きく出たシステム分散型運用戦略が▲2.36%となった。裁量型(ディスクレショナル)戦略もマイナスとなったが、コモディティの損失の一部を株価の上昇、短期金利および通貨取引の収益により相殺した。

(注)ヘッジファンド指数に関するコメントは、HFR社のMarch 2012 Performanceのコメントを参考にして作成した。
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